バリアフリーテーマパーク 1
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先日、車椅子の友人2名、聴覚障がいをもった友人1名を含む計7人で東京ディズニーランド(以下 TDL)に行ってきました。TDLは、いろんな特性をもった方全てがゲストとして、様々な取り組みがされていることを知っていましたが、果たして実際はどうなのか? TDLでの一日を数回のエントリーに分けてご紹介します。

開園前のゲート付近でどこに並ぼうかと思案していると、TDLのスタッフが(車椅子を見つけて)専用のゲートまで案内してくれました。開園時は押しつ押されつで混乱しますからね、それを避けるためなのでしょう。またゲートは車椅子用に幅広になっていました。さてゲートをくぐって、まずはインフォメーションへ直行。専用のカードと案内をゲットするためです。

ゲストアシスタンスカード(上写真)は、アトラクションで提示すれば都度、予約できるというものです。いつでも予約できるファストパスのようなものですかね。人気のアトラクションではファストパスの定員がすぐいっぱいになってしまい、諦めるか、通常列に並び3時間(!?)待ちを覚悟するかになりますが、このカードを使えば優先的に予約を入れてもらえます。おそらく障がい者を受け入れる定員枠があるのだと思いますが、その枠の範囲内であればほぼ自由に予約することが出来ます。また耳の”聞こえにくい方”に対しては、アトラクション内のスピーカーの近くに案内、もしくは字幕システムの提供がされるようです。

障がい者用のインフォメーションブック(上写真)も用意されています。車椅子で利用可能なアトラクションの案内などが掲載されています。大きくコントラストの高い文字で印刷されています。

また聴覚障がい者向けに主要なアトラクションの説明書(上写真)もありました。殆どのアトラクションでは入場時にガイダンスが音声で流れますが、耳の聞こえない方には伝わりません。そこでアトラクション毎、事前情報を伝えるツールとして用意されています。ところで、説明スタッフの対応(下写真)自体も十分に訓練されているのを感じました。手話は出来ないのですが、ゆっくりとジェスチャーを交えながら、表情豊かに説明してくれます。こうした一見些細なことが耳の聞こえない方には内容を理解する上でとっても大切なことなのです。また真摯に伝えようとする気持ちが感じられて好印象です。

さて、こうした情報と便利グッズ(?)を手に入れていざアトラクションへ。まずは「ミクロアドベンチャー」へ。ここでは字幕表示用端末(下写真)の提供がありました。手元で字幕を表示しながら楽しむというものですが、映像コンテンツと表示端末が離れていると視線移動で首が疲れてしまいますよね。そこで極力、端末を映像に近づけて見ていたのですが、持ち上げている手が疲れて途中でギブアップ。なかなか快適に楽しめるというわけにはいきませんね。

次エントリーでは「バズライトイヤー」に搭乗します! 車椅子でも載れるような仕組みがありました。
つづく



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