2008年 09月 15日
バリアフリートラベル 10
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■ 韓国のアクセシビリティはまだまだ発展途上
「バリアフリートラベル」 このテーマもこれで最後。 今回は”配慮点”ではなく”韓国のアクセシビリティ”についてご紹介したいと思います。
(1) 街の中
日本でもお馴染みの”黄色の点字ブロック”が敷設されています。欧州だとその国独自のデザインが多いですが、こちらは日本版と全く同じもの。因みに欧州の点字ブロックについては当ブログの「迷走する点字ブロック」をご参考にしてください。
下の写真は景観に配慮して床と同色のタイプ。形状は日本のものと同じですね。
電車のホームには、やはり日本と同じ黄色の点字ブロック。敷設の仕方も日本と同じですね。
一部、オリジナルを発見! 目の見えないY君に「意味ある?」と聞いたところ「新しいものを持ってこられても、そもそも何を意味するのか知らされていないと役に立たない」
おっしゃる通りでございます。
話は変わりますが横断歩道など微妙に進行方向を分けていたりして・・・
(2) 地下鉄
改札には車イスの方などの専用のゲートが用意されていました。少し大げさな印象のものですね。私達が乗った駅では通常は開いていないようで、インターフォンで呼び出しリモートで解除してもらう必要がありました。
ICカードで入場が可能ですが、この高さはどうでしょうね。日本のものは適切な高さ、角度に考えられていることを実感します。
これまた話しは変わりますが”R25”ならぬ”M25”を発見。
エレベーターも敷設されていますが、まだまだ完全ではないようですね。エスカレーターを使わなければならなかったり、しかも一端 2階分上がって、1階分下がらないといけなかったり、断片的に整備されている状況でした。
電車の乗り込みは非常にスムーズ。段差がほとんどなく車イスの方、一人でも乗り降りできるのではないでしょうか。(当然、上肢に障害がないことが前提)
下の写真は韓国の地下鉄の風景。日本とあまり代わり映えのしない風景ですな。
(3) バス
一部の車両で低床バスが導入されていました。しかし、車イスの方にとっては低床バスが来るまで待ってられないので、実質は活用されていないかもしれません。先日訪れた仲町台駅(横浜市営地下鉄)では、到着するバス全てが低床バスになっていました。インフラの整備には投資も相当なものでしょうが、徐々に改善させることを望みたいですね。因みに、車イスの方が低床バスに乗降する様子を当ブログの「低床バス」にて紹介しています。よろしければ是非ご覧になってください。
さて 「バリアフリートラベルシリーズ」 いかがでしたでしょうか? また友人と一緒に、今度はアジアを飛び出し欧州に行きたいと思っております。
以下にバックナンバーを掲載しております。
「バリアフリートラベル リンク集」
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下の写真は景観に配慮して床と同色のタイプ。形状は日本のものと同じですね。
電車のホームには、やはり日本と同じ黄色の点字ブロック。敷設の仕方も日本と同じですね。
一部、オリジナルを発見! 目の見えないY君に「意味ある?」と聞いたところ「新しいものを持ってこられても、そもそも何を意味するのか知らされていないと役に立たない」
おっしゃる通りでございます。
話は変わりますが横断歩道など微妙に進行方向を分けていたりして・・・
(2) 地下鉄
改札には車イスの方などの専用のゲートが用意されていました。少し大げさな印象のものですね。私達が乗った駅では通常は開いていないようで、インターフォンで呼び出しリモートで解除してもらう必要がありました。
ICカードで入場が可能ですが、この高さはどうでしょうね。日本のものは適切な高さ、角度に考えられていることを実感します。
これまた話しは変わりますが”R25”ならぬ”M25”を発見。
エレベーターも敷設されていますが、まだまだ完全ではないようですね。エスカレーターを使わなければならなかったり、しかも一端 2階分上がって、1階分下がらないといけなかったり、断片的に整備されている状況でした。
電車の乗り込みは非常にスムーズ。段差がほとんどなく車イスの方、一人でも乗り降りできるのではないでしょうか。(当然、上肢に障害がないことが前提)
下の写真は韓国の地下鉄の風景。日本とあまり代わり映えのしない風景ですな。
(3) バス
一部の車両で低床バスが導入されていました。しかし、車イスの方にとっては低床バスが来るまで待ってられないので、実質は活用されていないかもしれません。先日訪れた仲町台駅(横浜市営地下鉄)では、到着するバス全てが低床バスになっていました。インフラの整備には投資も相当なものでしょうが、徐々に改善させることを望みたいですね。因みに、車イスの方が低床バスに乗降する様子を当ブログの「低床バス」にて紹介しています。よろしければ是非ご覧になってください。
さて 「バリアフリートラベルシリーズ」 いかがでしたでしょうか? また友人と一緒に、今度はアジアを飛び出し欧州に行きたいと思っております。
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by isoamu
| 2008-09-15 23:14
| ユニバーサルデザイン