バリアフリートラベル ６

■ 目の見えない方には常に”実況中継”を心がけて

美しいところ、面白いところなどついついポカーンと見入ってしまうのだが、目の見えない方には何を伝わっていないことを忘れずに。

例えば・・・

　「市場に入ってきました～っ　ハングル語の旗が目一杯かかってて、そんで商品も通りに面して並べられてて、めっちゃごちゃごちゃしてます～。この辺りはアクセサリーと服を売ってるね～　しかも殆ど極彩色の派手派手しい色合い。」



　「あっ　今、道路の脇に巨大な花のモニュメントが！　一つが１ｍ位の大きさの椿が６～７個並んでる。えっ？　へ～　椿でなくて”むくげ”っていって韓国の国花なんだ。国花って、国の花ね。ピンクの花びらの派手派手しい花だね～」

と、独り言をブツブツと、そして感情たっぷりに語ってください。雰囲気が伝わります。でも、目が見えないからといって、変な眼鏡かけさせて「カッコイイ～！」とか、ホテルの部屋でパンツ一枚で目の前を歩いたり、内緒でシャンプーとリンスの位置を変えたり。　
いや、これは親しい間柄だからこその冗談であって、普通はやっちゃだめよ。

あっ　Y君　シャンプーはやってないからね！

以下、ご参考まで

「視覚障がいの方と出会ったとき」
　
１、話しかけるときは、自分の名前を名乗る。
２、そばを離れるときは、そのことを伝えてから離れる。
３、サポートするときは、「サポートしましょうか」などと声をかけてからおこなう。
４、サポートの仕方は、白杖を持っていない側の斜め前に立ち、「どうぞ」といってひじ、肩につかまってもらい、白杖をつかまない。
５、まわりの状況を言葉で具体的に説明する。
６、ものの位置を示すときは、「あれ」「これ」などと言わず、ものの名前をきちんといって伝える。
７、本人が置いたものは、勝手に動かさない。
８、台やテーブルの上のものの位置は、時計の文字盤の位置で伝えるとわかりやすい。

出典元：第4回ユニバーサルキャンププログラムガイド


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