カラーフィルムから補充インクへ
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インクジェットプリンターの”補充インク”がずらりと並べられた写真店。”カラーフィルム”の売り場が、そのまま”補充インク”に取って代わったかっこうだ。今更ではあるが、フィルムを使っていた世代の私からすると隔世の感がある。


上図:出典元がはっきりしないデータを元にグラフ化したもの。あくまで参考程度に。クリックすると拡大されたものが見れます。
この7年間でフィルムカメラは見る影もなく、ネガフィルムの落ち込みもひどいものだ。周知の通り、コニカミノルタ、AGFAは既にカラーフィルム事業から撤退。因みに、日本で唯一ネガフィルム事業を続けている富士フイルムは、すっかり構造改革がなされ、いまやカラーフィルム事業は全売上高の数%程度に留まっている。*富士フイルムについて

上図:クリックすると拡大されたものが見れます。
自分もすっかりデジカメ派で、そして、全くといっていいほどプリントしないので、これ(上図プリント枚数)は意外な結果だった。フィルムカメラ落ち込みに比べ、プリント枚数はさほどでもない。8億枚減少しているが、依然としてプリント需要は健在だ。しかし、その内訳をみてみると、ホームプリントが大きくシェアを伸ばしている。いうまでもなくインクジェットプリンターの普及によるものだと思うが、先の写真店の店頭も、こうした需要を背景にしている。



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