経営を見る眼
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伊丹 敬之 / / 東洋経済新報社
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会社から渡された課題図書。
改めて「働く意味」を定義した上で、経営の本質を平易な事例を用い解説している良著。
印象に残った言葉を引用しておきます。
「人は、志の高さに応じて、仕事の場の大きさに応じて、思索の場の大きさに応じて、育つ」
「凡庸な教師は、命令する。いい教師は、説明する。優れた教師は、範となる。偉大な教師は、心に火をつける」
「自分以外の他人が自分に代わって判断してくれるとき、その人が自分と似たような情報を持つようにさえ仕向ければ、類似の判断をしてくれる可能性は高くなる」
「マネジメントの一つの本質は富と情報と権力と名誉の適切な分配にある」
「日本の大学生の就職先選びを素朴に観察していると、いまだに多くの学生はある「職」を選ぶのではなく、ある「会社」を選ぶ。就職ではなく、就社なのである」
「経営者の仕事は大きな事を考えることと、小さな事に眼を配ることだ」
「資源配分を考えない戦略は、絵に描いた餅である」
「一兎を”徹底”して追うものは結果的には二兎を得る」
「現実を知りすぎれば、拘泥する。しかし、現実を知らなさすぎれば、実行可能な戦略は出来ない。そのバランスをどう取るか」



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