ニッチニーズからの発見
|

業務上、研究所に頻繁に出入りするのだが、そこで使われているツールはどれもとても新鮮で感心させられる。研究活動上の特殊なニーズを起点にしているため、使われ方やカタチが日常のツールとは似ても似つかないものになっているためだろう。
とはいえ、ひょっとしたら日常生活でも便利に使えるのではと思わせるものもある。新鮮で新しいアイデアは、こうしたニッチなニーズを起点にすることで生まれることもあると思うが、これはその典型ではないだろうか。
このゴミ袋には接着面があって、机の端に貼り付けて使うものだ。細かいゴミが多く出る研究作業向けのものだが、日常生活でも使えるシーンがありそうだ。
台所のシンク内で生ゴミをまとめておきたい時など、普通のゴミ袋だと空け口がすぐ塞がってしまうが、これをシンク周りに貼り付けておけば、常に空け口は開いていて便利そうだ。キャンプなどアウトドアでは、机、椅子、テントの支柱などいろんな所に貼り付けて簡易ゴミ袋にすれば、地面に置いておくより使い勝手はいいだろう。
ニッチなニーズから、新しいソリューションが生まれる。
例えば、障がいを持つ方からも、同じように新しいソリューションに繋がるきっかけを得られることが多いと思うが、大切にしたいなー こういうこと。
関連エントリー
・福祉機器から生まれるユニバーサルデザイン
・障害の方のツールはインスピレーションになりうる
・視覚障がい者用ウオッチ
・字幕の可能性
・障がいからのイノベーション




応援のクリックを!