団塊世代のダイバーシティ
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ついつい「年代」で、セグメンテーションしがちだが、特に年配の方はかのように「多様」であり、ひとくくりにするのは避けたほうがいい。
とは言いながら、何かしら共通点はあるだろうということで団塊の世代の方に聞いてみた。
「団塊世代のキーワードは?」
「本物志向」 そして「あり余る時間」
特に「昔やってみたかったが、仕事で忙しくやれなかった事」に対する興味が強い。楽器の演奏、長期旅行、語学など。習得、操作が難しかろうが、時間をかけてゆっくりクリアしていく。そして、その過程を楽しむということのようだ。
同僚の父親は、購入した製品の取扱説明書を最初から最後までじっくりと目を通すという。以前、取扱説明書のライターに小説家を起用した事例があったようだが、もう少し悪乗りして、いっそのこと「取扱説明書を文庫本」にしてしまってはどうだろう。

どうせ読むのであれば、楽しみながら読みたいはずだ。デジタル一眼レフの操作説明を、主人公の生活に沿って表現する。機能だけ語るのではなく、その機能がどんなシーンで使われたかも伝えれば、よりその機能に対する理解も深まる。きっと、しっとりとデジタル一眼の世界に浸ってもらえるはず。そして、主人公のようにデジタル一眼を使いたくて「うずうず」なるはず。
いや ちょっと待てよ。購入後に手にとる取扱説明書ではなくて、ちょっと豪華なカタログとして購入前に提供する方がいいな。購買意欲につながりそうだ。



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