2007年 07月 16日
読者にとって、どんな価値があるのか?
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先のエントリー「0歳児とのコミュニケーション」で紹介した書籍「0歳からの手話」
>N口さん
今更、変えようもないが、目指している理念が高いだけに、このタイトル(0歳からの手話) 少しもったいない気がしてきた。0歳からの”手話”という表現だと、どうしても手話がフォーカスされてしまい、手話に興味をもっている方にしか響かないように思う。この本の意図するところは、手話は「母と子とのコミュニケーション良化(ひいては母親のストレス軽減)」「子の言語習得活性化」「共生社会の実現」のための手段であって、目的ではないはず。拠って、タイトルは、手話によってもたらされる「読者にとっての価値」が表現されているほうがいいはず。まあ、作り手としては、手話の活用用途として「0歳児」にたどり着いているんだけどね。
例えば、
「言葉を話せない赤ちゃんとも分かり合える ベビーハンドサイン」
「赤ちゃんのことがますます分かる ベビーサイン」
「育児が楽しくなる ハンドコミュニケーション」
で、拙著「感じるプレゼン」を振り返ってみると
これも、読者の立場に立つと、まず「どう感じられるのか分からない」 しかも「障がいを持つ方に配慮した」なんていっても残念ながら、こうした場面に出くわす方は少ない。
作り手(私)としては「スライドに話す内容を全て書き入れて、目と耳に同じ情報を同期させて伝える→目で耳で感じる」という思いで書いているが、読者にはなんら伝わらないのではないか?
本書を買う人は、当然プレゼンをする方だ。そして、「どう聴衆に伝えるか」について考えあぐねている方だろう。とすれば、この本によって提供される価値「聴衆にどのように伝えられるか?」に主眼を置いたタイトルにすべきだ。
例えば、
「スーッと頭に入るプレゼン」
「スッキリと伝わるプレゼン」
時間を忘れて楽しめる 「ワクワクさせるプレゼン」
よもやこんな見せ方があるとは 「字幕付プレゼン」
「”究極”のスライドショー」
「記憶に残るプレゼン」
「誰もがスッキリ分かるプレゼン」
「耳と目で感じる」
「おもしろい!」と思わずつぶやくプレゼン
「すんなりと入ってくるプレゼン」
「ストンと胸に落ちるプレゼン」
ストンと胸に落ちたネーミング ありました?
プレゼンデモはこちら
あと、もう少しターゲットを絞り込んでもいい。会社のプレゼン以外にも、友人の披露宴、送別会などのスライドショーでも活用いただける方法だと思うから・・・
「ウケるプレゼン」 ~ 結婚披露宴、送別会、そして、会社でも ~
「楽しませるプレゼン」 会社で、披露宴で、送別会で
「見入っちゃうプレゼン」
で紹介している方法は、実は障がいを持つ方から気づかされたことがきっかけだった。というサプライズはいかが。
ということで、一度打ち合わせしようか? >N口さん
タイトル変えるのではなく、HP/DMなど販促のキャッチで展開してもいいと思わない?
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by isoamu
| 2007-07-16 00:59
| プレゼンテーション