2007年 06月 13日
障がいからのイノベーション Vol.1
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「障がいを持つ方を起点にした新しいモノ作り」に挑戦したいと思っています。私の興味の赴くまま、あくまで個人的な活動として。
障がいを持つ方が多く働き、障がいを持つ方たちがこの社会で普通に暮らせる社会づくりを目指すピアサポート株式会社と共同していきます。
明日、目の見えない方の「触覚」だけを頼りにした「携帯電話のデザイン」をワークショップ形式でチャレンジしてみます。彼ら自身に粘土を持たせ、カタチを作ってもらおうと思っています。上の写真はワークショップ用の材料です。粘土の他に、石ころなど、いろいろなモノを持たせ、触れさせて、触覚との対話を楽しんでもらおうと思っています。彼らの専用品として考えれば、視覚情報が不要になりますので、液晶画面、印刷文字表示を取り除く事が出来ます。全く新しいカタチが生まれる可能性があると思っています。
彼らの専用品としてスタートするのですが、視点を変えれば、「ブラインドタッチで全て操作出来る携帯電話=車を運転中でも操作出来る携帯電話」のように、新たな用途が生まれるかもしれません。
TOTOのウォシュレットは、もともと「お尻の洗浄にサポートが必要な方向けの製品」だったと聞きます。それが今では広く一般に普及しています。パントマイムという表現手段も、耳の聞こえない友人に向けて考えだされたものがベースになっていると聞きます。
スペシャルニーズは、新たなイノベーションの種になるのでは ?
これが「障がいからのイノベーション」というタイトルに込めた私の思いです。
こうしたデザインアプローチを、ピアサポートと一緒に開発し、汎用性のあるものにしていきます。そして、このアプローチをピアサポートが様々な製品、サービスに展開する事で、障がいを持つ方に対するイメージが変わり、様々な特性の人間が同じ目線で付き合える社会になることを目指します。(ここは少し論理に飛躍がありますかね。また別のエントリーで説明します)
本ブログで、私とピアサポートの活動を随時、紹介していきます。楽しんで頂けたら幸いです。
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by isoamu
| 2007-06-13 00:18
| 障がいからのイノベーション