SENSEWARE ~My Best 3~
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やっぱりTOPクリエーター揃えてますからね~ 面白かったです。
この企画は
「シーズ(日本の繊維技術)の活用方法をカタチにし、見る側のインスピレーションを導出し、新たなビジネスを発掘すること」を目的としています。 特に欧州がターゲット。
展覧会ディレクターの原研哉さんはSENSWAREのサイトで「売れたねとかバイヤーが来たねとかいうところに ~中略~ そういうところにつなげていければいいなと思っているので」と語っています。
私も、会社でも似たような事をやっているんだけど、見るものにインスピレーションを与え、次のステップに導くためには、結局のところ「パッと見(一瞬であればあるほどいい)のおもしろい!」がとっても大切。
「おもしろい!」と感じでもらえると
「もっとこうしたらいいかも」 「こんな使い方あるんじゃないの」 「あれと組み合わせたら」とか、新たなアイデアが出てくるんですよね。そして、誰かに伝える時にも「一言で表現できる作品」がいい。 いちいち「こーで、あーで、こうなって」って説明が必要な作品はなかなか広がらない。説明しないといけないものは、やっぱり弱い。
そして「その素材(技術)の特質が生かされているかどうか」も大切。
「おもしろい!」が、その素材(技術)の特質によるものでなければ意味がない。そうでなければ、その素材である必然がない。
ということで、「パッと見のおもしろい!」と「素材の特質が生かされているか」の2点を踏まえ、勝手に「Best 3」と「Worst 1」(ゴメンなさい)を選んでみたい。
No.3
SHIELD CAFE/深澤直人

パッと見、薄いカーテンなんですよ。でも、心臓ペースメーカーに影響がある「電磁波」を取り上げた社会性とそれを可視化している点(見えないものを見せている)が、あとでじわじわ考えさせられる作品となっています。「電磁波シールド」する機能を素直に表現している点もわかりやすくていい。
No.2
Water LOGO/日本デザインセンター原デザイン研究所+アトリエオモヤ

超撥水機能がわかりやすく表現されてるんですよね。そしてパッと見の面白さも十二分にあった。この企画にストレートに答えた王道の作品だと思います。HAPTICでも撥水機能を使った作品を発表されていましたね。
No.1
fu_fu_fu/セイコーエプソン㈱

実は一番「おっ!」と思えたのはこれ。本当に金魚が水中をゆらゆら泳いでいるように見えるんです。No.2,3はまだ想像できる現象なんですが、こんな風に表現できるんだと感心しました。素材が透けるということ、そして像が映るということ。軽さなど、素材の特質がすべてうまく調和していると思います。ただエプソンとしては、プロジェクター側にソリューションを持ってきたかったでしょうねー
Worst 1
Shorts Chair/祖父江 槙

ショーツ履いてなくても成立するかも。
とはいえ、全部おもしろかったです。
番外編として、今年の「文化庁メディア芸術祭」に出品されていたこの作品なんかは本企画にぴったりじゃないですかねー (膨らんだり、凹んだり、動物が息をしているような表情を見せます。作品名/作者失念してしましました)

本も出る(8/7)みたいですね。パリ巡回展も予定されているみたいだし。
でも、展覧会「3日間」短いなー こんなにいいコンテンツなのに。


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