2007年 04月 21日
プレゼン講座 ご参加ありがとうございました
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以前ご紹介した講座終了いたしました。
ご参加いただいた方 本当にありがとうございました。
講座で使用したPPT(一部削除)を公開しております→コチラとコチラ
さて、ご紹介した方法は、全ての場面で均一的に展開できるものではなく、それぞれの状況で最適化する必要があると思います。ご参加頂いた方からは「ネット会議など相手が見えない、自分を見せられない場合はどうすればいいのか?」 「イソムラさんは常にこの方法で行うのか?」(スライドに接続詞を入れる事に対して)などの質問がありましたが、ご自分のシーンで、どう活用するか?の考えをめぐらせておられたのだと思います。
でも、やはり根っこは変わらないと思うんです。
「相手の立場になってみて、何が知りたいか?そして、どう伝えられればわかりやすいか?」をいかに想像できるかが、より良いプレゼンに繋がるのだと思います。
一方、講演後の食事会でのお話
教育番組の編成をされている方から 「教育番組といえども、子供をあまり意識しすぎると新しいモノが生まれないのではないか。ピタゴラスイッチ、日本語であそぼなど、親さえも惹きつけてしまう番組があるが、これらは子供起点の発想では生まれないのではないか? 「相手を知る」ことだけでなく、それ以上のものが必要なのではないか?」
これは、私自身がデザイナーとして感じている問題意識と合致して、なかなか興味深いものでした。モノ作りに関わっている方 共通の課題でしょうね。
確かに、相手が望むことを素直に組み立てるだけでは、つまらないモノになってしまうことが多い。(日本のユニバーサルデザインが抱える大きな課題ではないかと思うが) 相手の事を知りながら、相手の想像を超えるクリエィティブを発揮しないといけない。
インクルーシブデザインというアプローチがそれに近いと思っています。
相手である「障がい者」から得られた課題は、あくまで発想の起点として捉えて、そこからいかに広げられるか にフォーカスしている。そうする事で、おそらく何かを犠牲にしているとは思うが、クリエイティブとは雑音を切り捨て、言いたいことの切れを良くすることのはず。
うん それにしても、こうして何かを発信すると、何かが帰ってくる。改めて気づかされることもあるし、再確認させられることもある。
この講座も、そもそもは出版がきっかけで与えて頂いた機会。今まではどうしてもデザイナー同士の付き合いが多かったが、様々なバックグラウンドの方と接するチャンスを広げてくれた。そして、分野は違えど本質的な課題は意外と同じものだ。
本は自分自身を広げられるとてもいいツール。
そうそう、参加頂いた方のブログでご紹介いただいております。→コチラ
Kanpo-style producerの「ちほ」さん こちらも興味深いです。


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by isoamu
| 2007-04-21 12:35
| ユニバーサルデザイン