2007年 04月 05日
マークの効用
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マタニティマーク


「妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの」 抜粋:首都圏の鉄道事業者16社局によるマタニティマークの配布等について
確かに、相当に体型が変わらない限りは、なかなか妊婦とは気づかないのだろう。周りの気遣いを促すいい取り組みだと思う。
以前のエントリー「ハードではなくソフトでの対応」で紹介した「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議 48時間デザインマラソン」。障がいの方から気づきを得てデザインをするというワークショップ(5~6チーム)だが、その中の一つのチームが「シンボルマーク」を「サポートする側」に持たせるアイデアを展開していた。
障がいの方が何らかのサポートを欲している時、その「シンボルマーク」をつけている人には、声をかけやすい ということのようだ。
先の「マタニティマーク」は、「サポートされる側の意思表示」。こちらは「サポートする側の意思表示」といったところか。
こうした「シンボルマーク」を、人と人を繋ぐ媒介として機能させ、思いやりの心を育てようとする運動は他にも数多く存在する。古くは、シルバーシート、補助犬マーク、車の初心者マーク/シルバーマークも同じ領域のものと言えるかもしれない。
私はコミュニケーションの基本は「まず相手の事を知ること」だと思っている。相手の事を知ることで、相手に合わせた気遣いが出来る。そして、これはプレゼンテーションでも同じこと。聴衆がどんなことを知りたがっているかをまず考えるべき。コンサルティングでも同じこと。クライアントが何に困っているかをまず調べる。もしくはヒアリングから引き出す。
そして、「自分の事を相手に伝えること」も必要だろう。
こうした「シンボルマーク」を、相手に自分の事を知らせる、もしくは、相手を知る媒介として機能させること。まだまだ様々な場面で展開できる考え方ではないだろうか。
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「妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの」 抜粋:首都圏の鉄道事業者16社局によるマタニティマークの配布等について
確かに、相当に体型が変わらない限りは、なかなか妊婦とは気づかないのだろう。周りの気遣いを促すいい取り組みだと思う。
以前のエントリー「ハードではなくソフトでの対応」で紹介した「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議 48時間デザインマラソン」。障がいの方から気づきを得てデザインをするというワークショップ(5~6チーム)だが、その中の一つのチームが「シンボルマーク」を「サポートする側」に持たせるアイデアを展開していた。
障がいの方が何らかのサポートを欲している時、その「シンボルマーク」をつけている人には、声をかけやすい ということのようだ。
先の「マタニティマーク」は、「サポートされる側の意思表示」。こちらは「サポートする側の意思表示」といったところか。
こうした「シンボルマーク」を、人と人を繋ぐ媒介として機能させ、思いやりの心を育てようとする運動は他にも数多く存在する。古くは、シルバーシート、補助犬マーク、車の初心者マーク/シルバーマークも同じ領域のものと言えるかもしれない。
私はコミュニケーションの基本は「まず相手の事を知ること」だと思っている。相手の事を知ることで、相手に合わせた気遣いが出来る。そして、これはプレゼンテーションでも同じこと。聴衆がどんなことを知りたがっているかをまず考えるべき。コンサルティングでも同じこと。クライアントが何に困っているかをまず調べる。もしくはヒアリングから引き出す。
そして、「自分の事を相手に伝えること」も必要だろう。
こうした「シンボルマーク」を、相手に自分の事を知らせる、もしくは、相手を知る媒介として機能させること。まだまだ様々な場面で展開できる考え方ではないだろうか。


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by isoamu
| 2007-04-05 23:44
| ユニバーサルデザイン