2007年 03月 29日
ユニバーサルデザインはあくまで理念
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処女作である「感じるプレゼン」が、聴覚障がいに関する総合情報誌「いくお~る」に掲載された。 感謝。
聴覚障がいの方に対するプレゼンの配慮点もまとめられているので、掲載していただけのだと思うが、もっと一般誌も興味を持っていただけるとうれしい。
障がいの方を出発点としているが、広く活用頂きたいとの思いから、極力「障がい者向っぽさ」を排除するようにした。写真を多用し、プレゼンテーターと聴衆のコミュニケーションをマンガ風に再現して、楽しく読んで感じていただけるようにした。表紙デザインも障がい者向にありがちな「やさしい印象」を避け、クールにシンプルにまとめた。実は障がいの方だって、望んでいるわけではない。
以前、普段全く障がいの方との接点のないOLの方から、「おもしろい!」と楽しんで読んでいただけた事を聞くと本当にうれしい。
しかし、1点だけ後悔している事がある。
サブタイトルを「イソムラ式ユニバーサルプレゼンテーション」としたことだ。
実は、この本で紹介されているプレゼン方法は誰でも楽しめる「ユニバーサル」なものではない。確かに、従来のプレゼンに比べ、聴覚障がい、視覚障がいの方など、対象者を増やしてはいる。しかし、子供、外人、漢字がわからない方、視聴覚両方に障がいがある方、更には 逆にこの方法自体がうっとうしく感じる方もいるだろう。
「ユニバーサル」は不可能なのだ。
しかし、超高齢化社会に対する問題意識から行政、メーカーが様々な場面で謳うケースが多く、日本でも広く浸透しつつ「ユニバーサルデザイン」を、いわば本を売らんが為のマーケティングツールとして「イソムラ式ユニバーサルプレゼンテーション」としてしまった。
製品紹介として「この○○○はユニバーサルデザインです」と謳われるケースも多いが、正確ではない。あくまで理念として目指しただけに過ぎない。
極論すれば、言葉の定義を曖昧にして使うと、その言葉が持つ本来の理念さえ喪失しかねない。
あくまで理念としてとどめるべきだった。
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なげきのクリックを!
聴覚障がいの方に対するプレゼンの配慮点もまとめられているので、掲載していただけのだと思うが、もっと一般誌も興味を持っていただけるとうれしい。
障がいの方を出発点としているが、広く活用頂きたいとの思いから、極力「障がい者向っぽさ」を排除するようにした。写真を多用し、プレゼンテーターと聴衆のコミュニケーションをマンガ風に再現して、楽しく読んで感じていただけるようにした。表紙デザインも障がい者向にありがちな「やさしい印象」を避け、クールにシンプルにまとめた。実は障がいの方だって、望んでいるわけではない。
以前、普段全く障がいの方との接点のないOLの方から、「おもしろい!」と楽しんで読んでいただけた事を聞くと本当にうれしい。
しかし、1点だけ後悔している事がある。
サブタイトルを「イソムラ式ユニバーサルプレゼンテーション」としたことだ。
実は、この本で紹介されているプレゼン方法は誰でも楽しめる「ユニバーサル」なものではない。確かに、従来のプレゼンに比べ、聴覚障がい、視覚障がいの方など、対象者を増やしてはいる。しかし、子供、外人、漢字がわからない方、視聴覚両方に障がいがある方、更には 逆にこの方法自体がうっとうしく感じる方もいるだろう。
「ユニバーサル」は不可能なのだ。
しかし、超高齢化社会に対する問題意識から行政、メーカーが様々な場面で謳うケースが多く、日本でも広く浸透しつつ「ユニバーサルデザイン」を、いわば本を売らんが為のマーケティングツールとして「イソムラ式ユニバーサルプレゼンテーション」としてしまった。
製品紹介として「この○○○はユニバーサルデザインです」と謳われるケースも多いが、正確ではない。あくまで理念として目指しただけに過ぎない。
極論すれば、言葉の定義を曖昧にして使うと、その言葉が持つ本来の理念さえ喪失しかねない。
あくまで理念としてとどめるべきだった。
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by isoamu
| 2007-03-29 23:36
| ユニバーサルデザイン