ファシリテーターは黒子に徹す
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私は研究者のカタチにするプロセスをサポートする「デザイナー」として、そして「ファシリテーター」としてワークショップに関わってきた。
特にファシリテーターは初めての経験でもあり、はじめた頃は1日が終わるともうぐったり。体力的な疲労もあったが、どちらかといえば「精神的に自分自身で勝手に疲れてしまった」という感じ。ワークショップ中は、「研究者たちを導いていかなければいけないという気持ち」、そして「全て一人でリーディングしていかないという気持ち」が強くでてしまい、それがかえって空回りしていた。
そもそもファシリテーターは「促進者」という意味。「参加者」の前に立つことから、すべてを背負っている感覚になるが、主役はあくまで「参加者」
主役を促進することに徹すべき。
発言がなければ、誰かを指名すればいい。ファシリテーター自身が発言する必要はない。常に全体の流れに注力し、次のトピックのきっかけを考えておく。うまく流れないときも自分の責任とは考えない。回らないのは参加者のせいだとたかをくぐるくらいの意識が必要。
ファシリテーターは、参加者の視線の中心にいるが、あくまで黒子なのだ。


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