2007年 02月 25日
自分の市場価値
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出典:日経ネットPLUS
10年前に比べて50代以上の世代が起業するケースが増えているという。定年後はボランティア、海外移住など働かない方はいいが、60歳はまだまだ働ける年齢だ。この現象は理解出来る。
日経ネットPLUSの記事は、50代以上の世代が起業するためには「自分の強みを見つかられるか」と、そしてそれが「市場ニーズと合致しているか」がポイントだと説明している。自分の強みは何らか見つけられるだろうが、問題は市場ニーズにフィットするかどうかだろう。
自分自身を振り返ってみると、自分の強みが「中途半端」であることに愕然とする。クライアントが自分に仕事を頼む「必然」「理由」はあるか? 他のデザイン事務所との競争にさらされた場合、明確に強みを提示出来ないと仕事は確保できない。
自分の市場価値を知るためにも、社外との接点は重要だ。自分がやっている仕事のレベルを推し量る事が出来る。
最近は副業を認める会社も増えて来ているようだ。ある出版社は、記者に対して他の出版社、新聞社からの原稿依頼を受ける事を認めている。原稿のレベル、質に対する考え方など社内と異なるだろうが、これが自分の仕事を客観視することに繋がる。そして能力、スキルも高まる。
この出版社は、結果的にスター記者を何人も輩出し、会社にとってもメリットは大きかったという。
こうした副業は、優秀な人材の流出を懸念する声もあるが、「井戸の中の蛙」「ゆでがえる」になった社員を抱えることになっていいのか? そして、拘束する会社の姿勢を見て社員がどう感じるのか?
自分自身の市場価値 常に意識して 仕事、そして社外との接点を保ちたい。
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by isoamu
| 2007-02-25 08:32
| デザイン全般