柔軟性
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一般的なプロダクトデザイナー(この場合は私にしましょう)であれば、おそらく、このスタイルはスケッチを描くまでに至らない。 あまりにも単純で、ついもう一工夫したくなります。
ラフで描いたとしても、プレゼンするまでに至らないスタイル。
佐藤可士和さん(グラフィックデザイン出身)の視点からすれば、そうではないのでしょう。
そして、販売は好調のようです。*実は私もイエローが気になってしかたがない。
どうしても特定のデザイン業務を長く経験すると、避けてしまうスタイル/表面処理が出てきます。 表現者として新しいスタイルを求める意識、身近な同僚デザイナーを驚かせたいという意識、そしてクレームがあったスタイル/表面処理などが蓄積しまう。
ところで、MEDIA SKIN
「特殊な材料を使った表面処理と塗装による「新しい感触」。特殊ウレタン粒子を含んだ塗装による感触は「しっとり」とし、化粧品のファンデーションにも使われるというシリコン粒子を配合した塗装で処理した表面は「さらっ」とした感触に仕上げた。」 出典:シブヤ経済新聞
「ウレタン塗装でしょ~ 指紋がついて汚らしくなるんですよね」 って 避けてしまう。
何らかの技術的なブレイクスルーがあるのだと思いますが。
そして、このフリップ。
「すぐポキッと折れちゃいそうだから、やめようよ」って 避けてしまう。
まぁでも時代は変わる。自分の蓄積、視点がいつも正しいわけでない。
柔軟性を保つのは難しい。
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