2007年 01月 27日
変わらない処理
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Canon PowerShot G7
これ、気になってます。非常にクラシックだけど、そんなに古さも感じさせない。
カメラデザインをやっていた頃は、「カメラを感じさせる処理」を意識していたことを思い出します。
1) レンズ周りの「レンズの名称」「焦点距離」の表記
2) レンズ周りのメッキ処理と繊細なディテール(刻み、C面)
3) 操作ダイヤルの繊細なディテール(刻み)
4) ボディ全周、一部に回るC面
5) 一眼レフのペンタ部を思わせる出っ張り
*C面=角をカットしたような面
*ペンタ部=レンズ上部の盛り上がり部分
斬新なスタイルに挑戦したいのだけれども、これらの処理を施さないと「カメラっぽくらならない」 若しくは「安っぽいおもちゃカメラに見えてしまう」 特に1)、2)は定番で、すべてのスケッチのレンズ周りに決まって「レンズ名称」「焦点距離」を書いていた。
家電量販店でチェックしてみてください。ほぼ100%のカメラレンズ周りにこうした表記がされています。
デジタルカメラなのだから、フィルムの搬送とレンズレイアウトに縛りがなく、自由なカタチが出来るはずなんだけれども、結局、ベーシックなスタイルに戻ってくる。
カーデザインにも、ラジエターグリルなどベーシックな処理があるのだと思います。
「フィルム搬送系とレンズ位置」、「タイヤとエンジンのレイアウト」など、その機能上、必然があったデザインは、そのモノをあらわすメタファーとして残っていくのだと思います。
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これ、気になってます。非常にクラシックだけど、そんなに古さも感じさせない。
カメラデザインをやっていた頃は、「カメラを感じさせる処理」を意識していたことを思い出します。
1) レンズ周りの「レンズの名称」「焦点距離」の表記
2) レンズ周りのメッキ処理と繊細なディテール(刻み、C面)
3) 操作ダイヤルの繊細なディテール(刻み)
4) ボディ全周、一部に回るC面
5) 一眼レフのペンタ部を思わせる出っ張り
*C面=角をカットしたような面
*ペンタ部=レンズ上部の盛り上がり部分
斬新なスタイルに挑戦したいのだけれども、これらの処理を施さないと「カメラっぽくらならない」 若しくは「安っぽいおもちゃカメラに見えてしまう」 特に1)、2)は定番で、すべてのスケッチのレンズ周りに決まって「レンズ名称」「焦点距離」を書いていた。
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デジタルカメラなのだから、フィルムの搬送とレンズレイアウトに縛りがなく、自由なカタチが出来るはずなんだけれども、結局、ベーシックなスタイルに戻ってくる。
カーデザインにも、ラジエターグリルなどベーシックな処理があるのだと思います。
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by isoamu
| 2007-01-27 10:04
| デザイン全般