性器具のユニバーサルデザイン
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(1)住居の保障
(2)活動(教育と労働)の保障
(3)社会生活の保障
(4)選挙権
(5)年金を受ける権利
(6)性生活の権利
1958年時点で、障がい者も含めて「全ての子供は普通学校」に通っていたようだ。日本では未だに障がいの子供の受け入れを拒否している学校があると聞くが、デンマークは日本より40年以上先をいっていることになる。
「性生活の権利」という考え方も新鮮(斬新)だ。障がい者が子供を持つ、持たないの自由が保障されているなど制度的な施策と「性生活をサポートする福祉器具」が整備されてきたようだ。
「コンドームをつけやすくする補助具」、また「バイブレーターとそれを固定する為の補助具」など これらの器具が無料でレンタル、もしくは提供されているようだ。(確かにコンドームはつけにくい) デンマークでは「性欲は食欲と同じもので非常に大切なもの」とされている。
理屈では分かるが、なかなか日本人には受け入れがたい考え方だろう。日本のユニバーサルデザインは、メーカー主導によるところが多い。世界に類を見ないほどの勢いで高齢化が進む中、また世界に冠たる産業である家電/自動車。 こうした状況を背景に、メーカーでの対応が進んでいる。今後はメーカーが取り上げない領域に関しても、対応が広がるといい。
出典:「福祉が生きる国デンマーク、スウェーデン 素顔のノーマライゼーション」
木下安子・バルクーミケルセンほか著/発行元 萌文社/発売元 ささら書房


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