2006年 12月 10日
新領域デザインの苦悩
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新領域デザイン部門 WVIT(通称「ウィット」。車内情報サービス)
「デザインの領域は益々広がっている」 そうなんです。Gマークでは「新領域デザイン部門」を設けて、積極的にこうした潮流を後押ししようとしています。商品の価値は「外観」だけで決まるものではない。拠って「デザインビジネスは従来の請負型から事業計画、システム構築、マーケティング含めた提案型に移行しないといけない」というのも良く分かるし、僕自身そうしていきたいと思っている。
一方で、「デザインの職能としての価値」が薄れていく危惧もある。
エンジニアリングで解決した事、システムソリューションで解決した事 等々 全て「新領域デザイン」と定義していまうと、商品開発に関わる人全てが「デザイナー」にならないか?
その内、「デザイナーって何?」と問われることになる。
デザイナーは、領域を広げると同時に、自身の意味/意義も明確にしていく必要があると思うがどうだろう。
おお、「新領域デザイン部門」 紺野 登さんも審査員ではないか!
著書:創造経営の戦略
by isoamu
| 2006-12-10 10:58
| デザイン全般