福祉工学
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「福祉工学」という領域。
今でいうユニバーサルデザインに近い考えがあります。ユニバーサルデザインは、今あるものを「より多くの人」に使ってもらおうという考え方。(「全ての人」「誰でも」とは最近言っていない→そもそも不可能にも関わらず、大上段に語られて議論の火種になることが多かった為だと思っている) これは「障がい者の為のツールを他の用途にも展開しよう」としています。
障がいの方向けONLYだと、どうしてもニッチになるんですね。拠ってべらぼうな価格になる。これを「企業努力で安くしなさい」というのは簡単だが、それだけでは前に進まないのが現実。ニッチなマーケットに向けたツールをいかにマスに向けたものにするか?これが障がいの方向けのツールが広がらない本質的な課題だと思います。
これに対する伊福部教授の研究室のVISION →研究室概要
端的にいうと「コンピューターを残存機能で操作させる研究にフォーカスすれば、高齢化社会に伴う労働者確保とロボット制御の基礎技術となる」 期待したいですね。