障がい者対応プレゼンテーションの現状 2-2
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学会論文作成・発表アクセシビリティガイドライン
これに関しては、非常に共感出来る記述があります。
上記ガイドラインの前提条件として語られている事が、本ブロ
グの「ユニバーサルプレゼンテーション」の前提条件と全く同
じである事です。
<抜粋> 発表アクセシビリティガイドラインについて
「“守りやすい”ガイドラインであることを目的とし,基本的な
必要最小限のガイドラインを示すにとどめています.また,
内容は主として聴覚障害,視覚障害のある方への情報保障が
中心となっており,手話通訳,要約筆記,点字化,音声化等
を行なうことを前提としています。」
本ブログの「意義」の所で記述しましたが、私は「ユニバーサル
プレゼンテーションは不可能」だと考えています。しかし、だから
といって諦めるのではなく、これを「追い求めるプロセス」に価値
があり、それを体現してゆくのがこのブログの目的としています。
但し最終的には何らか「こうした方が良い」というスタイルを提示し
たいと思っていますが、その際、「ユニバーサルプレゼンテーション
は不可能」を踏まえた上で、提示するプレゼンテーションは果たして
「誰に対してのモノなのか?」は明確にしておく必要があると思ってい
ます。
この「誰に対してのモノなのか?」が、上記に抜粋した内容であると
思っています。
最終的には、皆さんが「守りやすく=やり易い=簡単に作れる」
且つ、主として「視覚」と「聴覚」に障がいのある方へのプレゼ
方法を提示したいと考えています。