2013年 06月 15日
私たちで創るソーシャルモビリティ〜mobility future session〜 開催報告
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過日「私たちで創るソーシャルモビリティ 〜Mobility Future Session〜」(カタリストBA)を開催。今までの「モビリティフューチャーセッション」はかなり広義でのモビリティを扱ってきましたが、今回は自分視点にフォーカスを絞って企画。15名ほどの方々と楽しいひと時を過ごしました。
今までの「モビリティフューチャーセッション」
・「Mobility Future Session」IAUD会報誌に掲載
・モビリティ・フューチャーセッション with Denmark開催報告
・【開催案内】「コミュニケーションツールとしてのモビリティ」セッション
・モビリティフューチャーセッション(渋谷)参加者募集
・社会課題は根っこで繋がっている 〜フューチャー・センター・ウィーク〜
・生活を彩るモビリティ 〜Mobility Future Center〜
1つ目のプレゼンテーションは、日本における「タウンモビリティ(電動カート貸出事業)」の第一人者 白石氏。元々はイギリスの車椅子ユーザーの発案がきっかけだったそうですが、今ではイギリス国内に450カ所もの事業所があるそう。私も来週イギリスに視察にいく予定です。帰国後、報告会を開催しますのでお楽しみに。
武蔵村山商工会で送迎自転車サービス「まいど~宅配 中央商店街行」(読売ONLINE記事)を発案された比留間氏には、そのサービスが買い物弱者への移動支援に加えて、街の見守りにもつながるなど新たなインフラとして機能していることをご紹介頂きました。こちらの内容は「空き店舗×モビリティ」というテーマで「空き家研究会(事務局:世田谷区産業振興公社)」にて私からご紹介する予定です。区長もいらっしゃるようで、世田谷区でもこうした取り組みが始まるといいですよね。
前述の白石氏のプレゼン内容合わせて、コチラ(PDF)に詳細レポートを公開しております。ぜひご覧ください。
比留間氏が、次期の送迎自転車を検討されているということで、そちらをテーマにダイアログ。多様な方々と一緒に具体的に地域のモビリティを考える、まさしくフューチャーセッションらしいプロセスだったように思います。
人口縮小や超高齢社会などを背景にモビリティの在り方は、大きく問われています。そして限られた財政状況の中、自治体で全てが賄いきれるものではありません。カーシェアリングや超小型モビリティなど、もはや自動車でさえ社会のインフラとしていかに共有しうるか、という問題意識の真っただ中にあります。モビリティの民主化が始まっています。その鍵を握っているのは、やはり私たち自身なのです。
・詳細レポート
・使用スライド(磯村分のみ)
by isoamu
| 2013-06-15 23:44