パーソナルモビリティの地域活用
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国交省が進める「超小型モビリティ」。ジャーナリストによれば「自動車の歴史上初となる”消費者が自分たちの力で作り上げるモノ”」という。確かに既存のモビリティで代替えが出来るだけに、官民共に相応の意志を持って使い方を創り上げなければならない。”そんなものが受け入れられるのか?”とも思うが、高齢社会、温暖化、都市への人口集中などマクロ視点で考えれば、既存モビリティに変わる手段が必要なのは明らか。私はそう信じてモビリティの活動に携わっている。
地域モビリティ検討コミュニティ「QUOMO」では、セグウェイの地域活用を進めているが、先日とても理想的なカタチが実現した。二子玉川商店街「アート&マート」という地域イベントの移動インフォメーションとしてセグウェイが初めて運用された。上写真がその様子だが、この1枚には地道なプロセスを経て実現された多くのファクトが込められている。
乗車しているのはイベントスタッフでもあり、セグウェイのインストラクターでもあること。そして、現法下では公道不可のセグウェイが公道で運用(イベント中のみ)されていること。そして保坂世田谷区長に乗車頂いていること(左2人目)更には、二子玉川のゆるきゃら「ニコタマ星人」が一緒に写っていること(^_^) この組み合わせを実現するのに、とても多くの方々が関わっている(「QUOMO」関連記事)

実はモビリティ活用といいながら、プロセス自体は”まちづくり”のそれと全く変わらない。そして、”まちづくり”は”人づくり”でもある。「QUOMO」が生み出すべきアウトプットは、”人”だとも思っている。そうなってこそ、他の地域にも展開しうる。そして持続しうるモビリティの活用スキームが生まれる。
挑戦はまだまだこれから。いろんな方々と共に、モビリティによる未来のまちづくりを進めていきます。