2013年 04月 09日
QUOMOのワークショップ開催しました。
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先日、QUOMO主催のワークショップが開催されました。行政、自治体、企業、NPO、地域住民など多種多様な方々にお越し頂き、とても有意義で、そして未来のモビリティ活用の大きなマイルストーンになりうるものだったと思っています。
・開催レポート
モビリティによる街づくりの文脈が大きく変わろうとしています。道路、鉄道、バスなどの移動インフラを効率的に整備するモビリティ施策から、コミュニティベースのモビリティ施策への転換です。
そして、移動の”質”が問われる時代になってきています。「ファストフード」に対し「スローフード」が生活の豊かさを包含した概念で語られるように、速く移動する「ファストモビリティ」に対し、豊かな生活に資する「スローモビリティ」の概念の構築が求められてくるでしょう。
高齢化をひとつの背景に今後も都市への人口集中は続くでしょう。人の分散はインフラの維持や管理コストを押し上げます。一定の人口集中は必然。こうした社会環境において、モビリティは益々パーソナライズが進むはずです。
そもそも多様な用途を包含すべく大型化していった自動車は、地球環境への負荷を問題意識にその存在意義が問われています。モビリティのパーソナライズは、多様なニーズに応えるべく、モビリティの多様化を押し進めます。そして、そのためのプラットフォームデザインが必要になってきます。
モビリティの多様化を安全に社会に実装していくためには、交通マナーなどの民意の醸成が不可欠です。パーソナルモビリティのコミュニケーション特性を活かしたソーシャルデザイン(社会的効用の設計)が有効な切り口になってくるはずです。
by isoamu
| 2013-04-09 10:52
| デザイン全般