2012年 12月 25日
「エンジニアtype」インタビュー掲載
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「エンジニアtype」に私のインタビューが掲載されました。元々は「gp1(パーソナルモビリティコンセプト)」についてだったのですが、デンマークの話に興味を持って頂いたのか、そのエピソードが話の骨格になっています。
文中、デンマーク社会について紹介した「自己決定権の尊重」。実はこれに加えて「連帯」も彼らの社会を表す重要なキーワードです。
矛盾して聞こえるかもしれませんが、"自己の決定が尊重される"というのは、"他者の決定も尊重される"ということです。自己決定権の尊重は決して利己主義と同義ではありません。
この先に、社会的弱者をどう社会に包括するかという"連帯"という概念があり、それが福祉国家の基礎となっています。
さらにつけ加えるのであれば、自己と他者の利益をどう包括していくかに"対話"があります。昨今話題になっているフューチャーセンターが北欧発祥とされていますが、ここに一つの所以があるのかもしれません。
自民党圧勝の選挙後、国民が望むことの多くが景気回復と雇用のようですが、それは弱者を包括しての意識なのかどうか。そして戦後最低の投票率は、そもそも社会に参加する意識(他者との対話など)が日本人にあるのかどうか。憂うばかり。
兎にも角にも、本インタビュー、前職からデンマーク留学、その後の事業展開までわかりやすくまとめて頂いています。一介の企業内デザイナーが、どう今に至ったか? ぜひご覧になってください。
by isoamu
| 2012-12-25 11:46
| デザイン全般