2011年 09月 15日
「ユルツナ」レポート掲載(山本理顕、デンマーク多世代共生)
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「ユルツナ」に新しい記事を2つアップしています(twitter&facebookでは告知済)
社会インフラとしての「地域社会圏」
山本理顕設計工場×横浜国立大学大学院Y-GSA
特に震災後においてコミュニティに関する話題には事欠かないんだけど、山本理顕さんは20年前に「熊本県営保田窪第一団地」において建築によるコミュニティ形成を実践されています。それを”閉じた中央広場”に対し”内向きに開口した住宅”によって、逆説的に実現されている。それから「地域社会圏」というコンセプトを研究課題として、そして個々のプロジェクトにおいて先鋭的に取り組まれています。
このインタビューは「地域社会圏」における山本理顕設計工場と横浜国立大学大学院Y-GSAの共同プロジェクトを紹介していますが、頻発するキーワードは”選択性”です。不動産に人生を縛られることなく自由に生きていくためのインフラとしてシェアが必要で、その効果として選択性が導きだせる。選択しうるかどうかは、今の日本人にとっても問われていることなんじゃないかと思う。
社会的実験Social Experiment
デンマーク「多世代共生コミュニティの旅」
「地域社会圏」の文脈で紹介するならば、選択しうる主体には自発性が必要。それはワクワクするとか、自分で作り出していきたいとか、実験したい?!とか、そういう動機を持ちうるかどうか。それが地域に積極的に関わるコミュニティ活性化に繋がる。デンマークの連中は、それにとても長けている。
by isoamu
| 2011-09-15 21:23
| 建築