二人で楽しむモビリティ Design Proposal-1
|




格好のいいモビリティ(車椅子、自転車など)を見かけると、子供なんかは黙っていられなくて「乗せてっ」なんて近寄ってくる。”モビリティが触媒となって会話が生まれる”と考えると、モビリティはコミュニケーションツールなのかもしれない。
基本的に福祉用具は、そのユーザーの自立をサポートするものだけれども、コミュニケーションツールとして”複数で楽しむ”ことを前提としたデザインがあってもいいのではないか。上4枚目の写真は、デンマーク留学中に見た「介助者用シート付の電動車椅子」「車椅子付自転車」「チャイルドシート付車椅子」そして、電動車椅子の後部に無理矢理乗っかってるヘルパーの様子(^_^)
このデザインは”ヘルパーと同じ目線の高さ”で会話を楽しみながら走るスポーツ用車椅子。通常の車椅子よりシート高を上げて、介助用のハンドルは大きく押しやすく、そしてスピードを挙げても安定走行できるように車輪間を広くとった。タイヤ径も大きく多少の段差ならば問題なく乗り越えられる。
※本デザインはフランス人デザイナー Edern Grayとの共同習作で、デザインによって福祉用具のあり方を再定義しようとする活動。今後、継続してデザインを公開していきます。