世界最軽量の電動三輪車「Travelscoot」
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フランス人デザイナーのEdern Grayとパーソナルモビリティのプロポーザルデザインを進めていますが、自ら体験しないことには、まともなことも言えんだろうということで1台購入しました。欧州を視察する中で、モビリティにおける多様な用途提案が非常に印象に残っているのですが、特に車載を想定したホールディング機能付のものが数多く見られました。これはその中でも最もコンパクト且つ軽量のもので、飛行機の手荷物としても運べる重量、大きさまで小さく畳めることができます。
「Travelscoot」
・価格 $1,925
・重量 15.8kg(バッテリー込)
・最高速度 6km/h
・最大走行距離 19.3km
・充電 8時間(通常の家庭用電源プラグで充電可能)

ここまで軽量になれば段差があったとしても、ひょいっと持ってしまえばいい。走行性能ですべてを解決するのではない極めてローテクな方法ですが、コスト圧縮に繋がる賢いやり方のように思います。ある50代の女性は一目見て「私も使ってみたい」ともらします。これなら通常の電動三・四輪車にある鈍重さや”シニアらしさ”がなくていい。スポーツ用途にも近い雰囲気があります。
元々は旅行用途でこうした仕様になったものですが、削ぎ落とした結果、想定外のメリットを生み出すことがある。頭の中だけで考える限界を再認識させられます。
「カタリストBA」に置いておくと、ひとしきり話題になります。見た人の反応、質問など参考になります。人が交差する環境の良さですね。そして、現物を見ると”乗ってみたくなる” ほんの1〜2m走っただけで楽しさを感じます。移動は本能的な欲求なのだと思います。是非、乗りにきてください。