2011年 03月 26日
バリアフリートラベル(デンマーク編)4
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出典元:バリ島にあるアマンキラの客室 (Ocean Suite) の 360 度パノラマ画像
今回宿泊した部屋はバリアフリールームでした。しかし同室だった車椅子ユーザーの知人は、通常の部屋でもなんとかしてしまうようで、特にバリアフリールームに拘らないといいます。ただ予約する際に車椅子ユーザーであることを伝えると「車椅子対応のものがない」というように自分の意志とは反し、カテゴライズされてしまうようです。
そもそも車椅子ユーザーが使えるかどうかは、サービス提供者が決めるのではなく、その利用者本人が決めるものです。サービス提供者は十分な情報提供を行い、判断を利用者に委ねる姿勢が必要ではないでしょうか。よってホテルの予約も、バリアフリールームがあるかどうかではなく、全室の設備、概略図を判断材料にしながら予約するというのが自然な姿のように思います。知人は写真があれば大方、想像がつくともいいますが、例えばホテル全室の360°パノラマ写真(上図)が公開されていれば、部屋の設備チェックも一目瞭然かもしれません。
宿泊施設におけるバリアフリー情報を提供するサイト(参照:全国車いす宿泊ガイド)もありますが、いつか”バリアフリー”というカテゴリーがなくなるようにしたいですね。
「バリアフリートラベル」(デンマーク編)
■ バリアフリートラベル 1
・疎外感のないアクセシビリティ
■ バリアフリートラベル 2
・まずは一言聞いてからサポート
■ バリアフリートラベル 3
・点字ブロックの柔軟性と統一性
「バリアフリートラベル」(韓国編)
■ バリアフリートラベル 1
・サポート(介助者)は”余裕を持った人数”と”同姓”であることが望ましい
・フライトチケットの手配時には”車イスの幅・種類”を伝えておく
■ バリアフリートラベル 2
・ホテル予約時には部屋の設備について詳細に確認する
■ バリアフリートラベル 3
・車イスの介助は”凸より凹”に注意
■ バリアフリートラベル 4
・移動は余裕をもって
■ バリアフリートラベル 5
・空港への往復は車をチャーター
■ バリアフリートラベル 6
・目の見えない方には常に”実況中継”を心がけて
■ バリアフリートラベル 7
・忘れ”視覚障がい者”に注意
■ バリアフリートラベル 8
・車イスで行けない所は、デジカメで伝えあおう
■ バリアフリートラベル 9
・目の見えない人へのメールは”音声読み上げ”に配慮して
■ バリアフリートラベル 10
・韓国のアクセシビリティはまだまだ発展途上
「バリアフリーテーマパーク」(TDL編)
■ バリアフリーテーマパーク 1
・多様な情報保証
■ バリアフリーテーマパーク 2
・ライドアトラクションのアクセシビリティ
■ バリアフリーテーマパーク 3
・サポートへの配慮
■ バリアフリーテーマパーク 4
・専用スペースの準備
by isoamu
| 2011-03-26 11:41
| ユニバーサルデザイン