100kg載せられる自転車

デンマーク コペンハーゲン市内の自転車専用道路は、総距離約300km、幅員1.7m-2.5m、市民の自転車利用率36％を誇る。更に市当局は2015年までに利用率50％を目指しているという。こうした自転車の普及には、1970年代におけるピッピー文化からの「車にたよらない自然にやさしい生活」の実践と訴え、そして自動車に替わる自転車の様々な用途提案がなされてきたことも一つの要因だという。代表的なのが自治区クリスチャニアから生まれた「Christiania Bikes（上写真）」だ。このカーゴには100kg程の荷物積載が可能だが、デンマークでは、こうしたカーゴをもった自転車を使って子供を送り届けるシーンをよく見かける。





２年程前に発売された「BULLITT（上写真）」はメッセンジャー向けとして軽量化（20kg）とハンドリング性能の向上を図っている。因に日本にも代理店がある。以下はデンマークの街で見かけた様々なカーゴ付自転車だが、こうした幅広い用途提案とそれを受け入れる公共交通（十分な広さと実用的な走行長を持つ専用道路等）があってこそ自転車は普及するというものだ。