Happy New Year
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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年初めのエントリーは「年賀状」について。上写真(クリックすると拡大できます)とあわせてご覧ください。
理想。
昨年のデンマーク滞在中にスヴァンホルムというエコビレッジに、ゲストワーカーとして一ヶ月程働きました。サスティナブルな生活もさることながら、”多世代が共同生活している点”に大変感銘を受けたのをおぼえています。高齢化社会における種々の問題は、血縁の崩壊が大きく起因していると考えていますが、これはそれに対する一つの答えだと思っています。今後は日本でも多様な相互扶助のカタチが模索されてくるのではないでしょうか。
関連エントリー
・SVANHOLM
竣工。
妻の仕事です。株式会社今井設計事務所での最後の担当物件となりましたが、今後はグラディエの仕事を中心にやっていくこととなります。
関連エントリー(イソマイ式)
・本日の現場
・現場&エネルギーチャージ
・擁壁&床付検査&井戸の神様
・配筋検査とコンクリート打ち
・今週の道具たち
・4.5月現場日記
・6月現場日記
・鉄骨原寸検査
・今更ながら7月現場日記
・今更すぎる8月現場日記
・さらに、9月現場日記
・そして、10月竣工!
揃目。
44歳になりました(^_^;
取得。
妻の話題です。「福祉住環境コーディネーター2級」と「管理建築士」の資格を取りました。これに伴い弊社も「二級建築士事務所(東京都知事登録 第14625号)」としました。
関連エントリー
・管理建築士講習
・管理建築士講習修了証
掲載。
「日本せきずい基金ニュース」「IAUD Newsletter vol.3 第6号」「IAUD Newsletter vol.3 第8号」「ワールドジョイントクラブ vol56 10月号」に欧州のデザイン・福祉などについての私の記事が掲載されました。あらためて自分が欧州で感じてきたことを整理するいい機会となりました。
掲載記事
・「スティグマデザイン Stigma Design」日本せきずい基金ニュース
・「パーソナルモビリティの可能性」IAUD Newsletter vol.3 第6号 (2010年9月号)
・「自己決定権理念の基礎となる幼児教育」ワールドジョイントクラブ vol56 10月号
・「スティグマデザインからの解放」IAUD Newsletter vol.3 第8号 (2010年11月号)
創業。
昨年1月4日に会社を設立しました。私のデンマーク滞在中(1月〜10月)はほとんど妻に任せっきりでしたが(以下のエントリーからその奮闘ぶりが窺えると思います)帰国直後は5カ所で講演をさせて頂き、現在は福祉用具開発が幾つか(いずれも事業企画からの案件)、アジア某国における観光ユニバーサルデザインのプロジェクト、北欧UD観光の監修、また日本におけるパーソナルモビリティの普及のためフォーラム、展示会などの企画・開催を検討しています。まだまだ駆け出しのヒヨッコですが、必ず日本の社会に役に立つ会社にしていきますよ!
株式会社グラディエ(弊社サイト)
関連エントリー
・株式会社グラディエ
・建築士事務所登録書類提出
・本日の業務報告
・保険証が来た!
・定期講習と初給料!
・第一期決算終了
噴火。
欧州にいる内にミラノサローネを見ておきたかったんですが、例の火山灰ですよ。デンマークに足止め3日間、ようやくとれた電車のチケットで25時間以上かけてイタリアへ。ミラノに着いた時には、ミラノサローネ閉幕1時間前(T-T) ベニス、ミラノ市街は周遊しましたが、それにしても残念。コペンハーゲンの空港で「All flights are cancelled」の表示がなんとも虚しかった。
卒業。
デンマークでは「エグモント・ホイスコーレン」「クロゴップ・ホイスコーレン」に就学したのですが、私は”コミュニティの在り方”に興味を惹かれていました。エグモントは”障がい者との共生”、クロゴップは”国を越えた共生”、前述のスワンホルム(エコビレッジ)も”世代を超えた共生”という視点で訪問しました。こうした意図的なコミュニティをいかに形成するかが、今後の日本にとても求められていると思っています。
関連エントリー
・Egmont Højskole
・Krogerup Højskole
視察。
昨年の1月からの10ヶ月間で、デンマーク、スウェーデン、ドイツ、イギリス(含:スコットランド)、イタリア、ドバイ、マルタ共和国 計7カ国の施設・展示会などを視察しました。福祉・医療施設は12カ所(デンマーク、マルタ共和国、ドバイ)、エコビレッジは6カ所(デンマーク、スウェーデン)、学校・教育機関は6ヶ所(デンマーク、イギリス、マルタ共和国)、大学・研究機関は6カ所(デンマーク、イギリス)、福祉用具展示会は5カ所(イギリス、ドイツ、デンマーク)という内訳になります。イタリアではミラノサローネを視察したかったのですが、火山灰で足止め(T-T) やはり北欧、中欧、南欧、中東など大きなくくりで違いが出てきますね。福祉に対する問題意識はどこでも大きく変わりませんが、その国の社会保障・価値観によって”深度”が異なってきます。やはり北欧は先駆的な社会保障の国として有名ですね。
招聘。
「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議 2010 in はままつ」にて「デンマークのUD」をテーマに特別講演・報告を行いました。帰国早々にデンマークのことを話す機会を頂いたのは本当に幸運でした。頭の中の整理に加え、様々な人脈形成に繋がりました。特に一緒に講演を行ったデンマーク人のKarin Bendixen氏とは公私共にいい関係構築が出来たように思います。国際ユニヴァーサルデザイン協議会(以下IAUD)からデンマーク人講演者の推薦を打診されて以来、ほうぼうあたり、決まるまでの二ヶ月半の間は本当に落ち着きませんでした(^_^; たまたま滞在したスヴァンホルムに住むプロダクトデザイナーからデンマーク屈指のデザイン組織「Danish Designer」の代表を紹介され、そこからデンマーク国内でUDの第一人者であるKarinに辿り着きました。そもそもデンマーク人にとって「IAUD」自体が何のことかさっぱりですから、関係者に会うたび、しっかりと説明資料を作って交渉を続けました。
関連エントリー
・KS-09: デンマークのUD
・「デンマークの多様性受容と自己決定権」講演内容
・「国際ユニヴァーサルデザイン会議2010 in はままつ」速報(4日目)
交流。
やはりデザイン(特にUD)における日本と欧州の差分を知りたかったのですが、そこで可能な限りデザイン教育機関・研究機関を訪問しました。イギリスでは「Cambridge大学 工学科」と「RCA Helen Hamlyn Centre」。Helen Hamlyn Centreはインクルーシブデザインでもう10年以上活動している老舗です。日本のユニバーサルデザインが細かなシナリオに長けているのに対して、欧州のそれは、より社会的な課題に焦点をあてたものが多く、かつ国を越えた交流が活発です。日本でいうソーシャルデザインに近い位置づけになっていますね。そしてデンマークでは「Danish Designer」と「The Alexandra Institute 」。ここではイノベーション創出における意見交換を行いました。デンマークでは政府主導の「ユーザーイノベーション創出プログラム」が展開されていますが、方法論としては日本と大差なく、逆に日本の方が深度がありました。今年は北米へ「Institute for Human Centerd Design」の訪問を検討しています。今後も継続して交流を続け、常に世界における日本の立ち位置を意識しながら活動していきたいと思っています。
関連エントリー
・若いデザイナーがユニバーサルデザインに興味がない理由 in RCA
・VCD(Vision Centered Design)in Cambridge
以上 最後までお付き合いいただきありがとうございます。あらためまして夫婦共々本年もよろしくお願いいたします<(_ _)> また今までの年賀状を以下に掲載しています。このパターン10年位は続けようと思っています。自分たちの思い出の振り返りにもなって結構いいんです。
2010 New Year's Card

2009 New Year's Card

2008 New Year's Card

2007 New Year's Card

2006 New Year's Card

2005 New Year's Card
