2010年 09月 30日
「デンマークのUD」基調講演(11/2)のお知らせ
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来る「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議2010 in はままつ」にて、デンマークのUDについて基調講演を行います。
第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議2010 in はままつ
開催日程:2010年10月30日(土)〜11月3日(水・祝)
展示会を併設開催(どなたでも無料でご入場いただけます)
開催場所:静岡県浜松市・ アクトシティ浜松、ほか
主催:国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)
関連掲載記事:産経ニュース、asahi.com、中日新聞、静岡新聞
私の登壇は「11月2日(火)10時35分~11時55分」の予定です。またデンマークからUDエキスパートであるKarin Bendixen氏を招聘し、私とデンマーク人の視点を交差させ多面的にデンマークを考察したものにしたいと考えています。
参加登録はコチラをご覧ください。多少値ははりますが、1日間限定で6〜7の講演に参加でき12,000円(学生5,000円)(事前登録)は許容できる価格かと思います。特に11月2日は海外からの招聘講演者も多く、貴重な機会になるかと思います。
さて、私は「デンマークの自己決定権と多様性受容(予定)」というテーマでお話しようと思っています。福祉先進国、環境立国と呼ばれるデンマークには参照とすべき事例が数多くあります。しかしその国の取り組みの多くは、その国の価値観に起因しています。この価値観を捉えた上で事例参照、導入しなければ持続維持可能な活動になりえません。二者択一を迫られたとき、私たちは容易に自己の価値観で判断し活動を中断しかねない。
デンマークにある「重度障がい者を受け入れるエグモント・ホイスコーレン(国民高等学校)」、「多様な国から生徒を受け入れるクロゴップ・ホイスコーレン(国民高等学校)」、「乳幼児から高齢者までが共同生活をするスヴァンホルム(エコビレッジ)」での長期にわたるエスノグラフィ、そして現地の幼稚園、国民学校、高齢者施設、補助器具センターなどの視察を踏まえ、デンマークの価値観に起因する「人とモノとの関係」を紐解いてみたいと思います。その上で今後の日本の課題を提言します。
余談ですが、デンマークからの講演者招聘には一苦労しました。6月にIAUDから打診されて以来、方々を周り連絡をしましたが8月まで候補者が見つからず、偶然にも滞在したスヴァンホルム(上記)に住むプロダクトデザイナーからデンマーク国内屈指のデザイン団体「danishdesigners」の代表であるKaren Blincoe氏を紹介され、そこからKarin Bendixen氏に辿り着きました。さらに国際UD会議概要と依頼内容の説明、費用負担確認、フライト及びホテル手配調整などかなりの手間と費用を要しています。だから海外招聘講演者が多い「11月2日」はかなりお買い得なんです(^_^;
by isoamu
| 2010-09-30 07:57
| ユニバーサルデザイン