人の入れ替わり
|

20歳代と小学生の住人同士のミニフットボール。何とも微笑ましいが、こうした世代が離れた同士の遊びはなかなか見られるものではない。このコミュニティの魅力の一つだろう。
さて、スヴァンホルムで生まれ育った子供たちは大きくなると「海外で働きたい」「コペンに移住したい」など可能性と刺激を求めて外に出たがるという。そう、若者はどんどん外にでて見聞を広めれば良い。一方、大学で農業を専攻する学生がホリデーを利用して長期滞在したり、若いゲストワーカーが世界中から集まるなど、外部から若い世代がくる。
こうしてコミュニティ内のメンバーが入れ替わるのは、好ましいことだ。新人が入れば、コミュニティ内のコミュニケーションの有り様も変わる。先日、日本人ゲストワーカーが共同して日本料理(ちらし寿司、豚汁等々)を作った。100人以上の食事を一度に作るのは、初めての経験だったが、住民の方々には喜んでもらえたように思う。ゲストワーカーは、既住民にとってもほどよい刺激になる。
どんなに素晴らしい環境であっても、長く居れば外を見たくなるものだ。それで自分が居た場所の価値を再確認するも良し、新たな可能性も見出すのも良し。そして、コミュニティは外部の人を惹きつける何かしらの魅力を持つべきなのだ。そうしてこそコミュニティ内は新鮮に保たれる。