レインボーフラッグの意味
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Glasgowで行われていたPRIDE GLASGOWというイベント。レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(以下LGBT)等の性的マイノリティを支援するイベントだが、レインボーフラッグがシンボルとして使われている。多色であることが多様性を表しているそうだ。

1970年代にデザインされたこの旗は、今ではLGBT以外にも平和、協調のシンボルなどにも使われている。
スコットランドでは、このレインボーフラッグを掲示する公共機関に対し、71%のLGBTが安心感を覚えるという。レインボーフラッグが媒体となり当事者と理解者とを繋げる。こうしたコミュニケーションシンボルとその仕掛けの事例は枚挙にいとまがないが、より明快で共感を呼び、強い伝播力を持ったシンボルデザインが必要だ。何よりこのシンボルのグッズがビジネスとして成立している点がそれを証明している。
先日お会いした方は「(日本は単一民族ゆえ)ダイバーシティ、ユニバーサルデザインというと高齢者と障がい者のことをさすでしょう。でもインクルードすべき対象は移民、LGBTなど幅広いはず。ハードデザインのみならずコミュニケーションデザインにもすべきことがある」というが、今後こうした問題意識にもデザインが行き届いていいはずだ。