世界から日本をみる See Japan from the world
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via : CROSSING BORDERS - Global Studies
世界は狭い、と今更ながらそう感じています。
ネットの恩恵でどこにいようと日本と交信出来ること。小国集団である欧州においては国を跨ぐことがいとも簡単であること。一国の火山灰が欧州全体に影響しうるということ。デンマーク経済が隣国ドイツの景況に連動し、それがひいては福祉政策にまで及ぶということ。
私に出来るのは、日々の生活を丁寧に紡いでいくことなのだけれども、少なくとも意識だけは日本だけに留めておかず世界まで広げたい。そうしながら日々の生活との接点を見出したい。
デンマークの福祉政策、暮らし方、そもそも就学しているホイスコーレンの在り方など、当然ながら彼らの価値観の上に形成されている。そしてデザイン、建築もその文脈上にある。海外で見る日本が薄っぺらく見えるのと同じように、その価値観を理解しないまま彼らを真似るときっと気づかれてしまう。「あれっ 何か違うよね」と。
デンマークという価値観(比較対象)に触れると、今まで頭で分かっていたつもりの日本が、ストンストンと腑に落ちてくるようになってくる。こちら居ながら日本のことを考えさせられてる。そして、また違う価値観に触れてみたくなった。そこから日本を眺めるとどうなるのか知りたくなった。
ホイスコーレンの一つ「Krogerup」とNGO&NPO法人である「Crossing Borders」が共同運営する「世界中から集まる学生達にパーソナリティ、カルチャー、イデオロギーを互いに交差させ、国際感覚を持った人材を育むCROSSING BORDERS - Global Studies」に就学(8〜10月)したいと思っています。地球温暖化、9.11以降の国際紛争、貿易不均衡、宗教原理主義等についての個人ワーク、グループでの対話を通じ、自分自身で世界を捉えるフレームワークを構築していくというものです。また違う価値観に出会ったとき、自分の価値観がどれだけ揺さぶられるのか楽しみです。