2010年 05月 16日
共同体の中の福祉
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家族で担う高齢者介護はバーンアウト症候群など多くの課題があるが、今後団塊世代が介護される側になる2020年頃には益々顕著になってくる。一方で皮肉にも厚労省は逼迫する介護保険財源を背景に「家族で出来ることは家族で」というのが基本姿勢。
「優しくない」高齢者の家族は、温かな時間の担当
高齢者介護は国が担うという感覚は、合理的なデンマーク人らしい。そもそも家族を含めた共同体の在り方に自体にも柔軟性がある。
エコビレッジ「自立」と「共存」との両立を目指して
共同体のコアは、住人の価値観、ライフスタイル、感性であるという指摘は、私が先日訪問したところと同じ印象。高齢者の住む地域はゴールデンミックス(多様な世代が共に住まう)がいいとされているが、それが実現されるためには、官が行う政策に加えて、民自身による暮らし方に対する自発性(ビジョン、思い)も必要なのではないか。それがあってこそ多様な世代が集まる。INTERNATIONAL ECOVILLAGE conferenceが東京で行われるようだが、この議論の中に高齢者福祉が統合されてもいい。というように福祉施設だけを考えてもダメ、というのが最近の僕の問題意識。
インクルージョンてなに? その4
自立心を育てる教育と「甘い」家庭のしつけの間に
ほとんどのエコビレッジがリーダーを持たないフラットな関係を模索するが、共同体を構成する個々も、共同運営者たる素養が必要。デンマークは対話文化などが教育、価値観の中に展開されているのが、これがコレクティブハウスの発祥地でもある所以だろう。では日本はどうするか? デンマーク国内でもコミュニティごと運営方法、雰囲気が異なるという。そもそもそこには明確な答えなどなくて、実験を繰り返しながら進めていくだけのこと。
自分はどんな暮らし方(ビジョン、思い)をしたいのか? またそこでデザイン、建築はどう貢献できるのか? 今住んでいる自然に囲まれた郊外には憧れるが、現実には仕事との兼ね合いもあり居を完全に移すのは抵抗がある。うーん、ま、やってみるか。実験、実験( ̄∀ ̄*)
「優しくない」高齢者の家族は、温かな時間の担当
高齢者介護は国が担うという感覚は、合理的なデンマーク人らしい。そもそも家族を含めた共同体の在り方に自体にも柔軟性がある。
エコビレッジ「自立」と「共存」との両立を目指して
共同体のコアは、住人の価値観、ライフスタイル、感性であるという指摘は、私が先日訪問したところと同じ印象。高齢者の住む地域はゴールデンミックス(多様な世代が共に住まう)がいいとされているが、それが実現されるためには、官が行う政策に加えて、民自身による暮らし方に対する自発性(ビジョン、思い)も必要なのではないか。それがあってこそ多様な世代が集まる。INTERNATIONAL ECOVILLAGE conferenceが東京で行われるようだが、この議論の中に高齢者福祉が統合されてもいい。というように福祉施設だけを考えてもダメ、というのが最近の僕の問題意識。
インクルージョンてなに? その4
自立心を育てる教育と「甘い」家庭のしつけの間に
ほとんどのエコビレッジがリーダーを持たないフラットな関係を模索するが、共同体を構成する個々も、共同運営者たる素養が必要。デンマークは対話文化などが教育、価値観の中に展開されているのが、これがコレクティブハウスの発祥地でもある所以だろう。では日本はどうするか? デンマーク国内でもコミュニティごと運営方法、雰囲気が異なるという。そもそもそこには明確な答えなどなくて、実験を繰り返しながら進めていくだけのこと。
自分はどんな暮らし方(ビジョン、思い)をしたいのか? またそこでデザイン、建築はどう貢献できるのか? 今住んでいる自然に囲まれた郊外には憧れるが、現実には仕事との兼ね合いもあり居を完全に移すのは抵抗がある。うーん、ま、やってみるか。実験、実験( ̄∀ ̄*)
by isoamu
| 2010-05-16 23:18
| デンマーク