「プライバシーと周囲との繋がり」の共存
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個人志向の広がりと共に多様な家族形態が生まれた。結果プライバシーは守られたが、周囲との接点は必要だ。独居老人の孤独死など、なぜ誰も気づかなかったのか?というのは誰しも感じる所だが、”プライバシーと周囲との繋がりをいかに共存させていくか”が、今後の住環境には求められる。
これはモノづくりのあり方にも関わってくるだろう。環境配慮の意識が高まる中、カーシェアリングなどモノを他者と共有する思考は拡がるはずだ。個人の趣味思考によらず共有を主目的としたツール、まさしくユニバーサルデザインが肝要になってくるだろう。従来のユニバーサルデザインは利便性向上に終始することも多かったように思うが、今後は本来の意味での多様な特性の人間が使えるモノづくりが求められてくる。
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