2009年 10月 31日
「プライバシーと周囲との繋がり」の共存
|
人間は社会的動物といわれるが、高齢者ほどより周囲との接点が必要だ。例えば認知症になった場合、家族や友人知人との交わりは症状の改善にも繋がるのだという。北欧ではコレクティブハウスという他者と共同する空間をもつ住宅が普及している。世代を超え、気のあった仲間たちと食堂、大浴場、趣味室、工作室等々を共有しながら、互いに支え合いながら生活をする。
個人志向の広がりと共に多様な家族形態が生まれた。結果プライバシーは守られたが、周囲との接点は必要だ。独居老人の孤独死など、なぜ誰も気づかなかったのか?というのは誰しも感じる所だが、”プライバシーと周囲との繋がりをいかに共存させていくか”が、今後の住環境には求められる。
これはモノづくりのあり方にも関わってくるだろう。環境配慮の意識が高まる中、カーシェアリングなどモノを他者と共有する思考は拡がるはずだ。個人の趣味思考によらず共有を主目的としたツール、まさしくユニバーサルデザインが肝要になってくるだろう。従来のユニバーサルデザインは利便性向上に終始することも多かったように思うが、今後は本来の意味での多様な特性の人間が使えるモノづくりが求められてくる。
関連記事
・新しい住まい方-コレクティブハウスとは?
個人志向の広がりと共に多様な家族形態が生まれた。結果プライバシーは守られたが、周囲との接点は必要だ。独居老人の孤独死など、なぜ誰も気づかなかったのか?というのは誰しも感じる所だが、”プライバシーと周囲との繋がりをいかに共存させていくか”が、今後の住環境には求められる。
これはモノづくりのあり方にも関わってくるだろう。環境配慮の意識が高まる中、カーシェアリングなどモノを他者と共有する思考は拡がるはずだ。個人の趣味思考によらず共有を主目的としたツール、まさしくユニバーサルデザインが肝要になってくるだろう。従来のユニバーサルデザインは利便性向上に終始することも多かったように思うが、今後は本来の意味での多様な特性の人間が使えるモノづくりが求められてくる。
関連記事
・新しい住まい方-コレクティブハウスとは?
by isoamu
| 2009-10-31 10:54
| ユニバーサルデザイン