ランフラットタイヤは障害者向けだった
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ランフラットタイヤという、タイヤサイドのゴムを厚くすることで、パンクしてもある程度の距離が走行できるものがある。その分、スペアタイヤを搭載しなくてもいい(=軽量化)というころから、注目を浴びている。実は、このランフラットタイヤ、もともとは身体の不自由なユーザーのために、パンク時に交換不要という利便性を提供したもののようだ。
開発当初は、コストも高く、乗り心地も悪かったため、なかなか普及が進まなかったという。しかし、環境が変わればこうした強いニーズが出てくる。未来を見定め、目先の利益にとらわれず辛抱強くできるかどうか、イノベーションにはこうした先見性も必要ですね。
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