2009年 08月 12日
アートによる町おこし
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いつ頃からだろうか、アートによる”町おこし”が至る所で見られるようになった。全国に散らばるアート活動を束ねるフレーム(アサヒ・アート・フェスティバル)もある。アートを媒体にした”地域性”が期待されているわけだが、どうもその再現性は乏しいように思う。
しかし、確かに観光客誘致の効果ある。ここで、そもそも町おこしとはどういう解釈をすべきか。
地域活性化のポイント その1.「地域が活性化している状態とは」
結局のところ地域活性化を”目的”とすると、その地域性は差別化のための”手段”であって、それを起点にする必然はないように思えてくる。継続的な経済効果があれば、アートであろうが、なんであろうが一向に構わないんじゃない、というのは実際であろう。
とはいえ地元の人の感情は果たしてどうなのか。人が集まり豊かになるのはいいのだけれども「へんてこな置きもんがあんだよ〜 それをわざわざ遠くから見に来てんだ〜」と、地元にいながら異質のものになってしまっているのも如何なものだろうか。
「アートによる町おこし」 その評価には時間がかかるのかもしれない。
by isoamu
| 2009-08-12 00:03
| 他