2009年 08月 07日
負の連鎖
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「わいせつ物品の販売/所持」を傍聴。
被告人に対し、弁護士と検察官はいずれも再発の可能性を問う。弁護士は本人の自覚と釈放後の就職、家族による保護管理を確認する。検察官は、被告人の半生を振り返り、長期間同じ職場にいない事などを挙げ、本当に更生できるのかを問う。
しかし執行猶予とはいえ「前科一犯の被告人」を社会が受け入れるかどうか。折しもこの景況感では、職業に就くことさえ難しかろう。再発の可能性は高い。特に高齢の方ともなると、衣食住が提供されるということから無銭飲食などの罪をおかし、刑務所に戻りたがるという。負の連鎖にならなければいいが。
それにしても、こうした軽犯罪の裁判だからか、検察官の割り切った”作業ぶり”たるや、まるでロボットのよう。裁判員制度で行われた法廷は、特別なものなのでしょうね。
by isoamu
| 2009-08-07 23:52
| 他