2009年 07月 31日
ソーシャルデザインという免罪符
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広告批評で中村勇吾氏は「社会的に意義ある活動をしているという意識が、デザインや表現の強度を弱める免罪符になっている」と述べる。そうだとすれば、デザイナーの怠慢に他ならない。
ユニバーサルデザインを、社会的意義があるとしてメディアは取り上げ、一部では企業理念にまで昇華している。一方で、利便性とのバランスで不細工になった製品に対し、7原則にわざわざ”美しくあること”とつけ加えている企業もある。そもそもデザインは美しくなければならないはずなのに、だ。
デザインは社会の鏡でもある。美しさ、そしてその価値も時代の要請に応じて変わる。持続維持、超高齢者化など社会的な課題に対峙するのは時代の趨勢であり必要なことだが、だからといって、盲目にならないようにしたい。免罪符、だとは言われないようにしたい。
関連エントリー
・Social Design 〜デザイナーの倫理観〜
・バリューフリー
・ユニバーサルデザインとインクルーシブデザインの違い 1
・ユニバーサルデザインとインクルーシブデザインの違い 2
ユニバーサルデザインを、社会的意義があるとしてメディアは取り上げ、一部では企業理念にまで昇華している。一方で、利便性とのバランスで不細工になった製品に対し、7原則にわざわざ”美しくあること”とつけ加えている企業もある。そもそもデザインは美しくなければならないはずなのに、だ。
デザインは社会の鏡でもある。美しさ、そしてその価値も時代の要請に応じて変わる。持続維持、超高齢者化など社会的な課題に対峙するのは時代の趨勢であり必要なことだが、だからといって、盲目にならないようにしたい。免罪符、だとは言われないようにしたい。
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by isoamu
| 2009-07-31 23:26
| デザイン全般