郷育
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倉敷美観地区付近の民家の玄関口。街の景観に配慮してか無粋な郵便受けとインターフォンを隠す細工がしてある。

これは変電器の下半分を周りと同系色(白と茶)に塗り分けている(美意識の痕跡はあるとしましょう)。自宅の外観が街の景観の構成要素だという意識が現れているように思う。街全体の利益が、個々の利益にも繋がる事を分かっている。”美観”地区として指定されたからというのが実際だろうが、いずれにせよ街の景観はそこに住まう人の意識が大きなファクターのはずだ。
「つまるところ、地域づくりとは人づくりである。それには、地域の人々の「愛郷心」を地道に高めていくしかない。「愛郷心」をはぐくむには、子供のころからの故郷の文化や伝統を知る教育、「郷育(きょういく・ごういく)」が何よりも大切である。」
引用元:【平成志事術】マーケティングコンサルタント・西川りゅうじん
まず人からということ。しかし、視線をあげると相変わらずの光景。
