2009年 07月 12日
「触れる地球」というプラットフォームメディア
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「触れる地球展」のプロデューサーである竹村真一氏のセミナーを拝聴。
現代は、インターネットによって地球上で何が起こっているか瞬時に可視化できるようになった。「触れる地球」はそれを一元化したプラットフォームメディアだという。更に、こうして地球の状態を自らの身体のように実感をもって知ることができるというのは人類史上初めてだと。そして氏はこの「触れる地球」を日常生活の中にも広げていきたいという。
BREATHING EARTH は、こうした概念が十年以上も前に展開された作品だ。インターネット上に公開されているリアルタイムな地震情報をもとに、過去14日間分のデータを数秒間に圧縮したかたちで、ビジュアライズしている。しかし、BREATHING EARTHには蒼々たる顔ぶれが揃っていたんですね。
「Globalismといいながら、世界を一つの生きた球体として全体的に捉えうるメディアがないとしてら、それは情報環境デザインの大きな欠陥ではないか?」
引用元:「触れる地球」とは
それにしても強力なプラットフォーム。世界中から地球を可視化するコンテンツ(データ・センサー)がボランタリティをもって集結しているという。コンテンツは今後も拡充していくだろう。こうした社会性ある、そして人類にとっての共通性あるものは吸引力がある。多くの人の共感を呼び、近視的な流行に左右されることなく確実に広がる。
こういったものを作り上げたい。
・氏がリーダーを務めるEarth Literacy Project
・BREATHING EARTHのメンバーだった上田壮一氏がプロデューサーを務めるThink the Earthプロジェクトに公開されている「アースリウム」。触れる地球と同じように、地球を可視化する様々なコンテンツが用意されています。
by isoamu
| 2009-07-12 23:17
| ソリューション