高齢者住宅における独立性
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体験的高齢者住宅建築作法
中原 洋 / 彰国社
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高齢者が自分たちで生活できる最低限の要件。そしていつまでも若々しくありたいという気持ち。以下は「体験的高齢者住宅建築作法」を読んでのメモ。
「車椅子(車椅子生活になるのは20%程度)を前提に家には段差がないことが大切。玄関の段差など習慣で設計しているだけ。水、ゴミが入るなどの影響も対策はとれる」
「段差の乗り越えは慣れる面もある。更には介助してもらえばという向きの方もいるが、人の独立性を損なう言葉。緊急避難など手助けがいないとことを想像すればわかる」
「平屋が一番だか、土地が狭いとそうもいかない。元気なうちは階段を使うが、少なくともエレベーターが設置できる設計にしておくべき」
「デザインは若々しく。高齢者も若々しくありたい。いかにも・・・は避けたい」
「バスルームに汚れ物シンク。高齢化するとお尻の処理がうまくいかない。専用の場所でにおいを封じ込めたい」
「寝室とバスルームは近くに。歳をとるとトイレが近く、かつからだが不自由。オストメイトを使わかければならなくなる」
「何とかなるさ、というのは歳をとると、じつは何ともならなくなることの方が多い」