社会イノベーション
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出典元:温室ガス削減で光熱費年3万円増…それでも「不十分」の声
CO2削減は今の物質文明をどれだけ切り崩せるかに帰結する。生活と企業の永続的成長を前提とした省エネ家電・ハイブリットカー等々の普及はその一過程に過ぎず、いずれ太陽エネルギーだけで生活する状況に追い込まれる。モデルケースとして産業革命以前(日本では江戸時代)がよく取りだたされる。
先日、講演を拝聴した益田教授は「これには段階がある」という。車に例えていうならば、第1段階は省エネカーの普及。その次には車より効率のいい移動手段への移行。その次にはその移動手段の機能革新(省エネ化)。最終的には移動(化石燃料を使っての)自体が必要としない社会の構築。
「江戸時代に戻れるか?」
江戸時代は、化石燃料を使用せずすべて人力、風力、等々 いうなれば全て太陽エネルギーで賄われていたという。(人力も太陽を恵みとして植物を食料としていたということで太陽エネルギーとする)いずれにせよ、こうした生活に戻るには大きな意識改革が必要だ。益田教授は、技術イノベーションではなく社会イノベーションが必要だとする。
さて、かくいう私も江戸時代には戻れない。自分だけ粋がっても暮らせない。ただ不便さ故に豊かに暮らせることもあるんじゃないかと、今はそれを少しずつ見つけていきたい。