2009年 05月 13日
障害学
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障害学への招待―社会、文化、ディスアビリティ
石川 准 / 明石書店
私の問題意識は、既に学問として存在していました。
「障害者すなわち障害者福祉の対象という枠組みから脱却を目指す試み」
「障害者が持つ独自の価値・文化を探る視点」
「障害に関する否定的な側面だけでなく、肯定的な側面も取り上げられていた」
「差異に意味を与え返す営み」
「あまりにも多様で、それでいてほとんど同質な我々の身体と生を互いに認め合い
敬愛し合って暮らしていける社会のため創造的な提案を行うのも障害学の仕事」
出典元:障害学への招待
ユニバーサルデザインによる障害の克服は、能力主義(差異に価値を見出さず、効率的な同質化を思考すること)の拡大に繋がると危惧しておきながら、一方で利便性の魅力も認める。様々な観点で分析を試みるが、創造的提案までには至っていない。私の次の出版では、ここに応えるものを提供したいと思っています。
by isoamu
| 2009-05-13 00:27
| 福祉