2009年 02月 12日
美しいもの
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気になった詞を残しておきます。
「美しい心や、美しい暮らしが、美しいものを作り出すきっかけになっている」
「暮らしが仕事 仕事が暮らし」
「民芸の本質は、作り手が自らを消していくことにあるんだ。美術家の本質は、誰も気付いていない事に気付き、人に伝えること。その両面かを含みながら作られた生活道具は、鑑賞してもらうものではなく、使って初めて、それまで気付かなかった何かがわかる物なんだ。」
「ものを作るということは、こだわりを捨て、何事にもとらわれないこと。」
「どんなにすばらしいとされている器だって、それがどのような場所に置かれるか、どう使われるかによって、美しくも醜くもなる。その場合の空間とは、物と物の関係性、物と人との関係性のことだ。」
「空間への配慮は、どこか日本的で、わび、さびといったことに通じている。西洋的な不安を埋め尽くすようなデコレーションとは違うし、その反動のミニマムとも違う。民芸の外村吉之介さんが、詫びを「親しみある静けさ」と解釈していた。」
「子供に漆塗りのお椀を使わせてみるとよくわかる。そんな高価でデリケートなものを子供に使わせると、すぐに壊してもったいない、と時々言われるけれど、実はその逆だ。子供の方がよくわかってくれる。丁寧に作られた椀を、これは大切なものだよと渡してあげると、自然と丁寧に使い始める。そして、食事や暮らしがだんだんと丁寧なものになっていく。その時、お椀が、使っている子供の人格の一部になっているのだ。」
ということで是非、お買い求めください。
by isoamu
| 2009-02-12 23:15
| デザイン全般