2009年 01月 15日
街づくりの地産地消
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出展元:平成18年11月12日 愛知県常滑市を訪ねて
我が故郷、愛知県常滑市では地場産業である焼き物の土管(廃材)を土塀に使っているのを見かける。今では、陶器の土管は塩ビにとってかわってしまったが、昔はこうした景観がよく見られた。そしてこれが常滑市の景観の特徴にもなっていたように思う。最近では「やきもの散歩道」として、景観の保存と観光客の誘致に活用されている。
さて”地産地消”といって地元の食材を使っての料理は体にもいいと聞くが、これはその土地で生まれたものを、その土地で利用するという”街づくりの地産地消”ではないかと思う。しかも廃材のリユースというおまけ付だ。
最近とみに感じるのが、どこでも同じような景観になってきているということ。駅を降りて「はてここはどこかで見たような」というデジャヴを感じることしばしば。やはり旅行者としては、その街ならではの雰囲気を味わいたいところだし、またそれが観光客の誘致にも繋がると思うのだけれども、どんどん街の景観は均一化されてきている。(いやいや、当然こんなことは検討された上で街づくりがされているし、様々な取り組みもあるが、あくまで主観的な印象として、そう感じてしまう)
”街づくり地産地消”
その街で生まれたものをリサイクル、リユースして街の景観を形作る。そして、それがその土地の特長にもなっていく。一つのあるべき姿を現していないだろうか。
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by isoamu
| 2009-01-15 00:22
| 建築